江戸の虎が溺愛する者






だが、現実は残酷なもので今すぐこの天使を叩き起こさなければ朝礼に間に合わず、地獄の1丁目へGOしないといけなくなる








俺は着替えを済ませ、団子団子とうるさく寝言を言っている沖田さんの肩を揺らす







「沖田さんー夢の中で団子食べる暇はないですよー、起きてくださいー」







…って、この人ちゃっかり寝巻きどころか普段の着物を着てるじゃんか








いつ俺の布団の中に潜り込んできたんだか…








「んー」







「…はぁ、起きる様子ないなこりゃ」








ノンレム睡眠?だっけか?









かなり深い眠りについているらしい









起こすのを諦めて放っておくべきか悩み始めたその瞬間







「うおっ!?」







手首を掴まれ、勢いよくグイッと引っ張られ体のバランスを崩し布団へ倒れ込んだ








体に痛みが走ったがそれどころではなかった









目の前には、ぐっすり眠っているイケメンの寝顔






「…沖田さん、いい加減に起きてくださいよ」








一体何の夢を見てるのかわからんが、寝ながら人を布団へ倒れ込まさせるってなかなかだぞ