江戸の虎が溺愛する者





チュンチュンチュン……







スズメの鳴き声が朝が来たのを知らせる









俺は目が覚め、バンザーイ状態に体を伸ばす









「んー、っててて…」









結局昨日土方さんに捕まり、俺と沖田さんは血祭りにされ盗み食い作戦が失敗に終わった









おかげさまで身体中傷だらけになったが、リアル鬼ごっこは楽しかった










…土方さんに恨みを持つ事なく、俺が未練を断ち切ったはずだから








少しずつ、前を向いて歩いて行こう








それにして体が痛い








朝の日光は寝起きの俺の顔に直射する







「朝礼サボろうかな…いや、今度こそ殺されるから行こう」








俺は決心し、起きようとしたその瞬間









スゥー…スゥー…







寝息が聞こえた







ちなみに俺の今の体勢は横向で背後は壁に向けている







寝息は…そう、俺のうしろから聞こえるのだ








「また虎春かな…ん?」







例の虎春は今、俺の目の前でだらしない格好で寝ている








「可愛いな〜もう〜」








って、そうじゃなくて!!!









じゃあ俺のうしろで寝息たてて寝てるやつは誰!?