江戸の虎が溺愛する者



俺も意地悪く笑ってみせて、言う





「つまみ食い、しますか?」






そうこなくっちゃ!と言わんばかりに沖田さんは先に食堂へ走る








俺も慌ててあとを追う






「あ、こら待てお前ら!!!明日の朝飯が無くなるだろーが!」







後ろから怒声が聞こえるが、完全無視(スルー)







「ははは!」









何でだろう









凄く、楽しい…!









「虎吉はやくしてくださいよー」







我慢しきれなくなった土方さんが再び怒声をあげる







「だから待てつってんだろおおおお!」









めんどくさい部下2人を、鬼の副長は走り追いかけ始める








まさにリアル鬼ごっこ








あんな般若みたいな顔をした土方さんを、ハルは見たことあるだろうか?








こんなにも楽しい鬼ごっこ(捕まったら血祭り)はなかなかない







俺は急いで食堂へと向かった








俺達3人の足音は、屯所のみならず近所にも響いた______________