江戸の虎が溺愛する者




そっぽ向いたと思いきや…






「んんっ!?」







可愛い顔で少し怒り気味の雪の顔が急接近し、小さな手が俺の頰をつねった








び、ビックリした…






横や縦など自由に俺の頰が伸び縮みされる








…可愛い顔は時に心臓に悪いな







「なにひてんにゃよ(何してんだよ)」







「お返しです」







それはどうも








まあ、痛くもないから別に…









「っい、いででででで!」









優しかったと思えば思いっきり力強く頰を引っ張られる









さすがに顔の筋肉は鍛えていないのでちょっとしたものでも痛いものは痛い









それでも容赦なく雪は俺の頰を弄ぶ









「ふふふっ虎吉様のほっぺ柔らかいですね」








あははっと楽しそうに俺の頰をいじめる雪は先ほどの怒りなどどこかへ忘れてきたようだ










何なんだ、こいつは…










「っわ、悪かったって!いてー!」








いつから頰をいじることに楽しみを持ったんだこいつ!?









くっそー!頰がジンジンしてきた….







俺はできるだけ雪が痛まないように、雪の両手に手をふわりと添える