席に着けば、
「そーいえば、広瀬さん、早見先輩と付き合ってるんですかぁ〜?」
いきなりの爆弾。
「え!?いや、いや、なんで?」
「えーだって、この前の飲みの後、2人で一緒だったし。」
「あ、あー。」
「だから最初っからデート予定だったのかなって♡」
「いや!違うよ!そんなんじゃなくて//」
「そーなんですかー?でも早見先輩、広瀬さんの事気に入ってるって聞いたから。」
そんな事言われれば、
どうしても挙動不審になっちゃう。
でもだからって、
早見くんの事を考えれば、
告白されたけど、断りましたなんて言えないし。
だって、
私なんかにふられたなんて!!
図々しすぎるでしょ!!
困って俯きかける私に、
ね〜?っと意味あり気な顔で成瀬さんが
川上くんに同意を求めるように振り向く。
そして……
これまたいつもと変わらないような
苦笑いで、
「わかんないよ、関係ないし。」
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