【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~


ぴこーん。

夜中、

川上くんからのメールかと思って開いてみると
それは早見くんからで



ー「笑ちゃん、川上と飯行くんだって〜?」

ー猫がウィンクしてる可愛いスタンプ付き。



??なんで知ってるのー?



慌ててメールを返そうと思ったら
更に続きで、



ー「俺とは行ってくれないのーー?ずるいなー」

ー今度は猫が可愛くしょげている。



なにこれ。
普通に可愛くてうける。




ー「このスタンプ可愛い〜ね〜!
ってかなんでご飯、知ってるのー!?」

ー犬が首を、かしげてるスタンプ付き。


送信。






ー「愛ちゃんから聞いた(笑)」


そっか。
川上くんが言ってる訳ないもんね。




ちょっとだけ、

川上くんも私みたいに、
悩んで、相談してくれてるのかな
とか想像した自分が、バカみたい。




ー「やっぱり川上狙いかぁー。
この前も言ったけど
笑ちゃん可愛いから残念〜」

ー今度は猫がテヘペロしてる。





早見くんは今どき男子だなー。

とりあえずお世話にお礼。




ー「あはは、ありがとう〜」

ー犬が布団をかぶってるおやすみ
スタンプを一緒に送信。






そーだよね。

今どきの男女の駆け引きみたいのって
こーやってメールでぽんぽん行くものだと思ってた。


なのに。


川上くんとのメールは。





「和食屋さん。
俺も結城先輩と行きました。
確かに美味しかったです!

バイトが終わった後だと遅くなるので、
水曜日だと嬉しいんですが。」




「ほんとなんだね〜!
いいよ〜全然水曜日で!
1度行ってみたかったんだ〜」


ーふわっと
可愛いうさぎが愛らしく
ジャンプして喜んでるスタンプ付き。



「了解です!ではまた連絡します。」



「うん、こちらこそありがとう〜!
私はいつでも大丈夫だから
川上くんの都合つく日時でお願いします!」

ービシッと敬礼うさぎのスタンプ。



「ありがとうございます (スマイルくん)」




うーん。

何度


何度、
メールを読み返してみても

連絡メールだ。




そもそも

私は彼が、 好き? なのかな… ?


あの時のキラキラは

なんだったんだろ。