【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~



「で、なんで、そんな難しい顔してるのー?」


午後の授業が休講になったので、
愛と一緒に大学近くのたこ焼き屋で

たこ焼き買って
ベンチに座っていると愛が突然言い出した。



「え?」



「携帯睨んでるー。
もっと急進展してるかと思ってたのに。」


「えっ?」


「川上くんじゃないのー?
そのメール。
タコが入ってなかった訳じゃないでしょ?」



なんとなく開いた昨日のメール。
見直してたらいつの間にか渋い顔してたみたい。




「うーん。

そーなんだけど…
メールの内容が
本当に連絡メールだけって感じでさ。
なんで!?
なんであんなに可愛いのにメールばっかり固いのよー!
もー、わかんないよぉーーーー!!!」



たこ焼きくらいの

熱さと柔らかさがあればいいのに。なんてね。