グサッ



私「うっ...」



追いかけて来ていた男に後ろから刺されたのだと私は、悟った


いまは、ひたすらこの男から逃げなければならない


私は刺されたお腹を押さえながら暗闇が広がる夜の山を駆け下りていった


男は、諦めたようで追ってきてはいなかった


少し走ると町の灯りが見えてきた



私「もうっ...少しだ...」



私はそう確信した


だが、いざ一歩足を出すとそこに地面はなかった


そこで私の意識は途切れた