「ねぇ。」
「ん。」
「……もし、仮に。
圭哉くんが私のこと好きになる可能性があるとして、それは何%?
てか、圭哉くんにとっての私って何?」
「は?」
圭哉くんの家へ向かう道。
言ってしまえば通いなれたこの道で、初めての試み。
圭哉くんが私をどう思ってるのか知りたい。
ほら、ちょっとしたことでいいんだ。例えば、"女"とか、"うるさい"とか、そんなどうってことない事でいいの。
あー、女の子として見てくれてるのか!って…そこから希望が見えてくるかもしれないし?
「…ほ、ほら、今の私の女子力チェック…!みたいな?」
ハハッ…と乾いた笑いを漏らした私に、圭哉くんが発した言葉は
「…ない。俺がお前を好きになるなんて有り得ない。…頑張っても1%ってとこか?いや、0.1%
そもそも、お前に限らず俺は女なんかに惚れ込むつもりはない。」
私から乾いた笑いすらも消すには十分な威力を持ち合わせていて、