「私も好きです、蒼大先輩。あなたの隣で、生きていきたい」
そして、差し出された手を取ると、強く握られる。
どんな時も、傍にいて、大好きな人と一緒に生きていくって。
私の、蒼大先輩の……あなたの守りたかった大切な人達の中で生き続ける君へ。
秋の風に吹かれ、あの澄み渡る青空の下、私たちは誓う。
ーねぇ、源先輩。
私は強く、この世界でどんなに小さい希望でも拾い集めて、道を照らし、生きていきます。
だからね、私達の生きる世界を見て下さい。
きっと、そこから見たこの世界は、誰にも負けない楽園です。
そして、もし叶うなら、めぐる季節、めぐる輪廻の中で、いつか、また会いたい。
ーーこの、希望に溢れる世界で。