「………………」
源先輩の部屋の中、頭の中で、声がコダマする。
『………ろ』
『消えろ、今すぐ俺達の前から消えろよ!!』
『俺が……いなくなれば良かったのか…ハハハッ!!』
あれって……あれが、源先輩の後悔。
『俺が……消えてくれなんて…言ったからっ!!』
あの事故現場で、源先輩が俺のせいだって言ったのは…。
「静月、しっかりしろ!!」
「っ………」
ガシッと、肩を捕まれて我に返ると、心配そうな顔で私を見つめる蒼大先輩がいた。
「先ぱ………」
「何かあったんだな……すげぇ、泣きそうな顔してる」
私は、コクンと頷くと、蒼大先輩の服の袖を引っ張った。
何かにすがっていないと、あの苦しみが私の思考を奪って、囚われそうになる。


