「っ……はぁっ」
だけど、返事を返せる余裕がない。
なに、この痛みは!!
『悲しみ』『絶望』、この人から感じる、痛みしか感じられないっ!!
「うっ………はぁっ……」
体が痺れて、うまく動かない。
うずくまっていると、女の人がそっと私に手を伸ばす。
「あなた、しっかり……」
そう言って、女の人に触れられた途端、ズキンッ!!っと、一際大きな痛みに、体を貫かれた。
「あぁっ!!?」
そして、そのまま体から力が抜けて、意識が遠ざかる。
真っ暗になる視界の中、「静月っ!!」という蒼大先輩の悲痛な声だけが聞こえた。


