「お日様と風……2人は、お互いに無くてはならない存在だったんですね」 「っ……どうして、それをっ…。私と、源しか知らないのに」 「源先輩は……秋乃先輩に言ったはずです。笑っていてほしいって」 「っ……」 私の言葉に、涙を流す秋乃先輩。 私は、そのまま言葉を紡いでいく。 『世界で一番好きな人です、きっと、笑って生きていて欲しい。たとえ、傍にいれなくても、秋乃先輩にだけは……』 『うぅっ……源っ!!』 泣き崩れる秋乃先輩に、蒼大先輩が駆け寄った。 そして、その肩を支える。