記憶の中で生きる君へ、この空に誓う



「だけど、本当は仲間に加わりたくて、寂しかったんだと思う」

「寂し……かった…」


本当は私……羨んでた?

秋乃先輩の言う言葉の数々は、まるで自分の事のように感じる。


「源は、そんな私でも自覚してなかった寂しさに気づいてくれて、みんなの輪に引っ張っていってくれたの」


「あぁ、だからお日様……」


秋乃先輩を照らしてくれた源先輩。


秋乃先輩には、紛れもない、温かくて、眩しい光のような……お日様みたいな存在だったんだ。


「辛い時はいつも傍にいてくれて、笑顔にしてくれた。優しい源が、大好きだったの……っ」


「秋乃、先輩……っ」


嗚咽を堪える秋葉原先輩に、私まで泣きそうになった。

私は、そっと扉に手を添える。