「茂木 源の事だ」
「っ……何だ、お前アイツの友達か」
明らかに動揺したのが分かった。
感じるのは……『恐れ』?
自分がイジメた相手だから、責められると思った?
夕暮れの大通りの真ん中で、向かい合う私達。
道行く人は、通路の真ん中でたむろう迷惑な高校生、にしか思っていないんだろう。
現に、チラチラと横目に見ては、明らかに迷惑な顔で私達を避けて通っている。
「アイツの親友だ。お前は、源の事を……いや、秋乃の事もイジメてたらしいな」
ービリッ
蒼大先輩の感情が怒りに震えてる。
それを、必死に押し込んで、冷静になろうとしてるのが分かった。
「イジメぇ?アイツは、人殺しなんだよ、当然の報いだろーが」
ーズキッ
何だろう、さっきから梶 航平から感じる、『痛み』。
どうして、この人が傷ついてるの……。


