「そうですね、夏も近いし、日光も強いです」
「いや、そうじゃなくてさ……静月の事だ」
「私??」
首を傾げると、蒼大先輩は笑みを浮かべて私の手を取った。
そして、立ち上がると、蒼大先輩が私を見下ろす。
「俺が迷ってる時、静月がいつも眩しいくらいに光照らしてくれるなって思って」
「そ、そんな……私は、何も」
「俺がそう思ったんだよ。ありがとな、静月」
「ど、どういたしまして?」
「ハハッ、何で疑問系??」
そう言って笑う蒼大先輩は、もういつもの明るくて優しい蒼大先輩だった。
良かった、元気になってくれて……。
もし、蒼大先輩が私を光だと言ってくれるなら、そうなれるように、私が蒼大先輩を支えよう。
そう、改めて心に決めた。


