記憶の中で生きる君へ、この空に誓う



「源先輩が人殺しって言われる理由、秋乃先輩が自分を人殺しだと言う理由、梶 航平が人殺しになるって言われた理由は……何だろう」


「そうだよな、まずは源の人殺しって噂を確かめる必要があるよな……」


不安げに揺れる蒼大先輩の瞳。

私は、蒼大先輩の顔をのぞき込んで、真っ直ぐに見つめた。


「蒼大先輩の親友の源先輩は、そんな事をする人では無いんですよね」


「あぁ、絶対にありえない」


「あったとしても、理由があるはずです……。それを、私たちは知らなきゃいけないんだと、思います」


「っ……あぁ、見つけるって決めたんだ、源の死んだ理由を」


まるで、自分に言い聞かせるように呟く蒼大先輩に、私も頷く。


そして、その近道はたぶん梶 航平だ。


あの人が、どうして源先輩を『人殺し』なんて言ったのか、確かめないと。


「あの、梶 航平って人に、もう一度会わないと。蒼大先輩、行きましょう」


先に立ち上がって、私は蒼大先輩に手を差し出す。 

すると、蒼大先輩は、眩しそうに私を見つめていた。


太陽が、反射して眩しいのかな……?


蒼大先輩が、私を見つめたまま動かないので、不思議に思っていると、蒼大先輩は案の定、「眩しいな」と言った。