駆side

第2セットはなんとかとった
だけど、第3セットは・・・・・・

監督「笠原、赤松と交代だ」

あきら「でも、、、」

ともき「我が儘言うな」

あきら「はい・・・・・・」

赤松の奴怖がっている
そりゃそうだよな

まもる「頑張ろうね」

「なぁ、何すればいい?」

ともき「いつも通り」

まなと「考え過ぎちゃダメだから」

「頑張ります」

普段から応援していたが、今日は声が震えていた。拓人もだったけど
みんなの心も揺らいでいる

かける「いつも通り頼むぞ」

「はい」

第3セットは2点を追う形となった
負けたくないて、みんな必死だった
相手はブロックとレシーブ力が強かった
スパイクは目立って居なかったのに

ともき「高塚!!」

かずま「はいっ」

まもる「ナイスです、壱馬先輩」

かずま「おぉー」

2点差という壁はどれだけ大きく、どれだけ超えられないのか。現実を見せられてそれでも負けたくなくて。だから全力を尽くす

「スゥー・・・ハァー」

かける「深呼吸か。いい心がけだな」

「禍神先輩」

かける「勝つぞ」

「はい、もちろんです」

こっちに武器が無いわけじゃない
だったらそれを全力で出し切るだけ
今までだってそれで勝ってきた

ともき「高塚、頼む」

かずま「了解です」

バシッ――

かいせい「高塚ナイス」

高塚のお陰で1点差ま詰められた
ようやく、希望が見えてきた
強いサーブをされたが、軟米は綺麗にレシーブをした

ともき「ラスト、大紀」

「はい・・・すみませんっ」

このままじゃボールが・・・・・・
手を伸ばしても届きそうにないっ

駆side終わり