「ハァ、ハァ、ハァハァ……もう、しつこい……」
「なんで…??なんで無視するの??」
「…………」
なんでそこでだまんのよ……
「黙ってないでなんかいいなよ!!」
私は耐えきれなくなり声を荒あげた。
「………のよ…」
「えっ??」
「黙ってたのは涼の方でしょ!?」
は……??
すると、今度は柚梨が声を張り上げた。
「私が……何を黙ってるって言うのよ。」
「昨日だよ…渚くんのこと、なんで相談してくれなかったの!?」
「えっ…まさか昨日…あれ、見て……」
「見てたよ……なんで??私…そんなに頼りない…??親友だも思ってたのは私だけ??」
「そ、そんなことな…い」
「だったらもっと頼ってよ!!!!!」
「柚梨……」
「私達…親友でしょ??」
「柚梨…ごめんね…ごめん…」
私は罪悪感と嫌われてないことの安心で私はその場に座り込んだ。
「涼…私こそ無視してごめん…辛かったよね…ごめんね…」
柚梨………
柚梨は泣いていた。
そして、私も……
私達は抱き合って泣いた。
柚梨への罪悪感と全てを話せた安心から…私達は屋上で寝てしまった。
「…ず!!涼??涼!!!!!」
「ん…?あ、柚梨…」
「もう5時だよ、行くよ!!!!!」
えっ……もう5時!?
さっき1時だったから…4時間も寝てたってこと!?
私達は急いで教室に戻ったが、先生に2人でこっぴどく怒られた。

