私は次の日、いつもと何の代わりもなく登校した。
「柚梨おはよー!!」
ガタッ
えっ………
柚梨は返事することなく教室を出ていってしまった。
無視……された……??
き、気のせいだよね!!
大丈夫…大丈夫。
「如月さん、おはよう。」
「あ、川野くんおはよ!!」
「それと………昨日はいろいろとごめんなさい。でも、ありがとう。」
「ううん。あれから大丈夫だった??」
「うん。」
「そっか、よかった」
そう言って川野くんはふわりと笑った。
あっ……この笑顔……渚と似てる………。
って、ダメダメ!!
川野くんは渚とは違うんだから!!
「如月さん??大丈夫??」
「あ、うん!!」
