《涼へ
この手紙を読んでいるということは…もう俺はこの世にいないかな……??
まずは……本当にごめん。
実は…あの時転校したのは病気のためだったんだ…
生まれつき心臓が弱くて…治療が必要だった…
でも…それを涼に伝えると…泣くと思ったから…間違いなく、苦しめてしまうから…言わなかった…
本当にごめん…
あの日…治して…迎えに行くって言ったのに……約束まで…破っちゃったな…
でも…1日も…涼のことを忘れた日はなかった…
だって…………涼は俺の初恋だったから…。
また…涼に会えることだけが…俺の最後の希望だった…
なのに…
俺って弱いな…結局約束も守れねぇで…
ごめんな……
ちょっと暗いことばかりだから、明ることを書こうかな!!
涼、学校はどう??高校生活楽しんでるか…??
色っぽくなった涼のこと…見てみたかったな笑
俺は…涼と放課後デートしたり、土日は水族館とか行ったり、寂しい時がないってくらい…涼と一緒にいたかったな…
でもやっぱり…病気には、かなわねぇよ…

