薄紅色の涙

「あ、オレも友達待たせてるんだった。じ

ゃ、明日な。」



そう言って少し笑うと私の横を通り過ぎ

た。


え、今の……なに?不思議な感じ。


なーんてまた、ボーッと考えてると

「あ、真理!!」


またしても忘れかけてしまった親友の顔を

思い浮かべる。わーきっと遅いって怒られ

ちゃうな。


そっと心のなかで謝った。