薄紅色の涙

声を荒げ、お互い机越しに身を乗り出す

と、思わぬ至近距離に驚き、目と目が離せ

ずにそのまま静止した。



「「え…………」」


な、なんか……吸い込まれそう。ていうか、すっごく綺麗な目……


互いの距離 5センチ……


何故か離せずにいる瞳を見つめ、心臓は高

鳴るばかり……


「ふっ」


「え?」


見つめ合っていたかと思えばいきなり笑い

出す及嵜君。


我に返り急に恥ずかしくなってきた……