【高校入学】

優花「…あの時は少し…やりすぎちゃったな…」

内田優花は自分でも驚くぐらい久しぶりに喋った。

??「ちょっと退いてくれるかしら。」

優花「?あ、すみませ……」

内田優花は謝ろうとした。そりゃ通るのに邪魔だったら悪いから。それに、母が付けてくれた名前にふさわしい生き方をし直そうと考えたからだ。が、その顔を見てからは謝る気が失せた。そもそも謝るって何?ぐらいの感覚だ。

万理華「バイ菌ちゃん」

懲りないやつ。内田優花は心の底からそう思った。