私達は体育館のステージに立つと、
「律月!」
と、叫んだ。
「ア…?」
律月は言葉を話す事はしなかった。
「今度こそ…り…り…お前を!」
「キャハハハ……」
律月は、ただ笑ったり、アとか…それだけしか言葉を発さなかった。
「……ソウラ」
私が目にしたのは兄 ソウラだった。
「俺から言おう。その前に…俺はソウラ事、架威(かい)。そこの馬鹿妹ミアユ事、咲輝の兄だ」
「咲輝っ!?」
霰と雫、そして雷君が私を見つめた。
「私が…咲輝?」
「ああ。律月は俺の人形。ここで説明しておこう。律月はこの学校の皆を×す。霧霜家はもちろんの事息の根が途切れるまで確実に…。で、ルールとしてはあんたらが律月を消滅させりゃあいいんさ。咲輝の力で。あん時は、霧霜の奴ら皆弱かったせいで咲輝は1度死んだ。俺はチャンスを与えたまで。ミアユという心を犠牲にし、咲輝とミアユを入れ替えた。だが、咲輝も咲輝で記憶はない。だからミアユと呼び暮らした。簡単だったよ……。この呪学校は俺の配下。何でもできるがそれじゃあ面白くない」
「はあ!?」
「1週間」
「え?」
「1週間の間に律月を消せ。そうすればあんたがたの勝ち。消せなければ俺の勝ち。呪学校を存続させ続ける……」
「…」
「律月…行け」
律月は命に従うように私達がいるステージに走ってきた。
「うわっ!」
「雪咲!?」
「ミアユちゃん逃げてっ!!」
「雪咲ぁぁ!」
「キャハ…バイバイ」
律月の手は雪咲の胸を貫いた。私は即死だと判断した。
「何なんだよ!あの化け物はっ!」
「彩希奈…今は話す事より逃げるのを優先して!霰は私と来て!」
「わかった!」
「私達は彩希奈を守ります。雪咲さんの一にはしたくありませんから」
雷も頷く。
「彩希奈を頼むよ!」
私のチームと彩希奈のチームに分かれお互いに逆の道を走った。私達が向かうのは家庭科室だ。
「こっちは家庭科室だよ?」
「包丁!」
「そんな物じゃ効かないよ」
「動きを封じるだけでも…それにソウ…架威もいる…」
「そうだね。架威は咲輝と同じ人間だから」
「私…咲輝はともかく、架威って聞いたことあるの??」
「家庭科室に入ったら話すよ。走りながら話すのは流石に…」
「そうだね。ほら、入って!」
「うん」
私達は家庭科室に入り鍵を閉めた。ドアははっきりと人が映る訳では無いガラスなので安心した。そして、その隣にある調理室へ入り同じ様に鍵をかけた。
「律月は問答無用で鍵なんて使わずドアを壊してまで入ってくる。犬並みじゃないけど、鼻もいいし耳もいいからこのくらいで話してれば半径5mに入られればおしまいだよ」
「……やばいね。それ」
「うん。律月はなめない方がイイよ。んで、架威って言うのはなんとなく耳にはした事あるんだ。でも、詳しくは知らない」
「そうか…」
「架威は咲輝の様に力を持ってる。咲輝には封印できる…消すことが出来る力。架威には律月の様なものを操ることが出来たりする力が……」
「…」
「架威もどうにかしなきゃ……」
「ソウラ……」
「」
「律月!」
と、叫んだ。
「ア…?」
律月は言葉を話す事はしなかった。
「今度こそ…り…り…お前を!」
「キャハハハ……」
律月は、ただ笑ったり、アとか…それだけしか言葉を発さなかった。
「……ソウラ」
私が目にしたのは兄 ソウラだった。
「俺から言おう。その前に…俺はソウラ事、架威(かい)。そこの馬鹿妹ミアユ事、咲輝の兄だ」
「咲輝っ!?」
霰と雫、そして雷君が私を見つめた。
「私が…咲輝?」
「ああ。律月は俺の人形。ここで説明しておこう。律月はこの学校の皆を×す。霧霜家はもちろんの事息の根が途切れるまで確実に…。で、ルールとしてはあんたらが律月を消滅させりゃあいいんさ。咲輝の力で。あん時は、霧霜の奴ら皆弱かったせいで咲輝は1度死んだ。俺はチャンスを与えたまで。ミアユという心を犠牲にし、咲輝とミアユを入れ替えた。だが、咲輝も咲輝で記憶はない。だからミアユと呼び暮らした。簡単だったよ……。この呪学校は俺の配下。何でもできるがそれじゃあ面白くない」
「はあ!?」
「1週間」
「え?」
「1週間の間に律月を消せ。そうすればあんたがたの勝ち。消せなければ俺の勝ち。呪学校を存続させ続ける……」
「…」
「律月…行け」
律月は命に従うように私達がいるステージに走ってきた。
「うわっ!」
「雪咲!?」
「ミアユちゃん逃げてっ!!」
「雪咲ぁぁ!」
「キャハ…バイバイ」
律月の手は雪咲の胸を貫いた。私は即死だと判断した。
「何なんだよ!あの化け物はっ!」
「彩希奈…今は話す事より逃げるのを優先して!霰は私と来て!」
「わかった!」
「私達は彩希奈を守ります。雪咲さんの一にはしたくありませんから」
雷も頷く。
「彩希奈を頼むよ!」
私のチームと彩希奈のチームに分かれお互いに逆の道を走った。私達が向かうのは家庭科室だ。
「こっちは家庭科室だよ?」
「包丁!」
「そんな物じゃ効かないよ」
「動きを封じるだけでも…それにソウ…架威もいる…」
「そうだね。架威は咲輝と同じ人間だから」
「私…咲輝はともかく、架威って聞いたことあるの??」
「家庭科室に入ったら話すよ。走りながら話すのは流石に…」
「そうだね。ほら、入って!」
「うん」
私達は家庭科室に入り鍵を閉めた。ドアははっきりと人が映る訳では無いガラスなので安心した。そして、その隣にある調理室へ入り同じ様に鍵をかけた。
「律月は問答無用で鍵なんて使わずドアを壊してまで入ってくる。犬並みじゃないけど、鼻もいいし耳もいいからこのくらいで話してれば半径5mに入られればおしまいだよ」
「……やばいね。それ」
「うん。律月はなめない方がイイよ。んで、架威って言うのはなんとなく耳にはした事あるんだ。でも、詳しくは知らない」
「そうか…」
「架威は咲輝の様に力を持ってる。咲輝には封印できる…消すことが出来る力。架威には律月の様なものを操ることが出来たりする力が……」
「…」
「架威もどうにかしなきゃ……」
「ソウラ……」
「」


