作家は頭を悩ませて居たのです。喫茶店にて。

Master「迷惑、なんだよなぁ。。」

バイト君「なにが。。ですか??」

Master「あの、、作家大先生だよぉ、回転率わるすぎ。お前ちょっと追い出してこいよ、それとなく」

バイト君「僕に出来る訳ないじゃないですか」

Master「甘い。甘いんだよなぁ。その考え方が。。言っておくけど、お前にゃもう後がないんだからな。踏ん張れ。すべてを捨てて踏ん張るんだ。人を頼るんじゃない」

バイト君「わ、わかりましたよ。。」


バイト君は、おそるおそる、作家先生の席に向かったのです。

作家先生は、頭を悩ませておられました。


作家先生「どうしたもんじゃろのォ、、」

バイト君「へへ、いつも、、毎度、、手前どもでやんす、、」

作家先生「あんた、ここの人?」

バイト君「いかにもでやんす」

作家先生「よろしくない。よろしくないわ~」

バイト君「何がでやんす」

作家先生「珈琲が全然美味しくないんだよ~」

バイト君「マジでやんすか」

作家先生「冗談でこんなことは言わない。よろしく頼みますよ、創作がはかどらない」

バイト君「失礼ですけど、作家先生は、プロでやんすか」

作家先生「はっはっは、俺がプロ??俺っちがプロに見えるでやんすか?!」

バイト君「見えないです」

作家先生「ご名答だ。俺は警備員だよ。警備員で生計を立ててる。しかしね、警備員は、ピンキリだからね、わたしは食えないほうの警備員なんだ。とてもきつい。しかしね、転職するだけの馬力も、溜めるに溜めれないのさ、底無し沼に、足首捕まれたようなもんさ」

バイト君「書くほうでプロになろうと??」

作家先生「馬鹿言っちゃいけない。わたしに未来などないのだよ。だから、今を踏ん張って生きている。小さな幸せを見つけようと、わたしは必死なんだ。わたしはね、怒りで人生をダメにしてきた男だよ。しかし、後悔はしていない。神がわたしを使い、そうなされたのだよ。これは方便ではない。その証に、わたしは今、もう、怒りを用いようとはしないのだ。そして、心身を清潔に保つ。捨てれるこだわりは、すべて捨て申す。これは、神との約束なんだ」