今度は突然すぎてすんなりと彼の舌の侵略を許してしまった。
私が自分用の歯磨き粉を使っているので、二つの異なる香りが合わさっていく。
「……ん、…頭蓋さ、」
ちゅっとリップ音を鳴らしてキスの雨は離れ、喋る暇もなく首筋にあてられた。次々に場所を移動し、鎖骨や肩にキスを繰り返す。
それと同時に着ていた服の裾から手が滑り込み、腰の辺りを触られた。
触れる箇所全てから熱が広がるようで、私の身体は一気に熱くなっていく。
「あっ…、」
唇が下がってきて胸元まできたところで、邪魔だとでも言うように服を脱がされた。
漏れた自分の声が嫌で手の甲を口にあてるけど、ふっと笑んだ頭蓋さんにすぐ外される。
「……だーめ」
「、意地悪。……あの、頭蓋さん」
自分の顔が火照るのがわかる。きっと真っ赤だ。
上半身はブラだけという私を、熱のこもった瞳で舐めるように見つめながら、頭蓋さんはなぁにと返事をする。
というか本当に鎖骨辺りを舐めているのに反応してしまう。
「…っ…、その、ここで、しちゃうんですか……?」
自分でもびっくりするぐらいの甘い声がでてしまって、身体中が熱くなりながらもそう伝えた。
