安梨〜




「美愛〜!」



「安梨、遅い〜!」





今日は夜の外に出ていた…。







何故?







何故なら…。








「和泉さん…!岡下さん…。」







「高塚君…。」








高塚君が花火を貰ったらしく、やらない?って誘われた…。






のは美愛なんだけど…!






美愛ったら…。






「私、1人で行くの嫌だから安梨着いて来て!」
って言われた…。









1人で行けば良いのに…!







今更…!









「今日はゴメンね…。
私まで着いて来ちゃって…。」






「良いの、良いの…!
大勢の方が楽しいし…。」






「よぅ!」






「葉山君…。
何で葉山君までいるの?」






ビックリ…。





興味もなさそうな葉山君がいてるなんて…。









「悪かったな。
俺が居て…。」






「まぁ、まあ。
それより、早く花火しようよ…。」





「…。」





近くの公園で、高塚君、葉山君、私、美愛でする事になった…。






「キレーイ…。」





「ホント…。」








こう言う花火も悪くはないな…。







「安梨、次やろ〜!」






「…うん!」







美愛ったら…。





はしゃいじゃって…。







「美愛…!」






「ぅ?」







「もう、奈多君の事は大丈夫なの?」






あれから、美愛やたら元気だから…。






「大丈夫って言うたら、嘘になるけど…。
でも、自分なりにケジメつけたから、案外平気になったのかも…。」







美愛〜。







美愛は強いな…!






多分、私が美愛だったら落ち込んでたかも…。






「美愛…。」






「安梨のおかげもあるのかも…。」







「私は別に…。
何もしてないよ…。」








私は何も出来なかったんだもん…。






「う、ううん!
安梨が側に居てくれただけでも心強かったよ…。」






美愛…。






「もう…。
泣かないの…!」






「だって…!」







だって美愛があんな事言うてくれたからだもん…。






いつも助けてくれるのは美愛の方なのに…。







「美愛〜。
大好き〜!」






「はい、ハイ!」






ますます、友情が芽生えた気がした…。