安梨〜




奈多君に会いに行くって決めてからの美愛はソワソワしてる…。




「大丈夫だよ…!
私が着いてるんだから…。」



「有難う…。
安梨!」




ってゆうた私が1番緊張してるんだけどね…。






ピンポーン



とうとう着いてしまった…!






にしても…。


デカイ家に、金持ち…。







だから、婚約者とかいるハズなんだ…。








「ハイ。どちら様でしょうか?」






「私、心次君の友達の和泉といいますが心次君いますか?」






「ちょっとお待ち下さい…!」






今の人家政婦さんかしら?








ガチャ〜








「どうぞ…!」










「うわー。
庭が広〜い!」








美愛と2人で驚き…。









だって、だって…!





庭の真ん中に噴水があるんだよ…。








「こちらにどうぞ…!」







家政婦さんに部屋に案内されてるけど…。






又部屋の中も凄すぎ…。








「ここです…!」







「有難うございます…!」








「ふー。」








美愛が深呼吸してから…。







コンコン〜






「どうぞ…!」








2人で、部屋の中に入った…。








「美愛ちゃん…。
安梨ちゃんも来てくれたんだ…。」







心次君の部屋って広いだけで、何もないんだ…。








「広いわね…。」






って何感心してるんだろう?







「そうでしょ?」







奈多君も普通な感じ…。







コンコン〜






「おぼっちゃま、お茶を用意しました…!」







「ありがとう…。
咲さん!」







先の家政婦さんと偉い違いな人…。







「失礼しました…。」








「先の人も家政婦さん?」







「そう…。
父が雇ってる…。」







「へー…。」








だから、色んな家政婦さんがいてるんだ…。







金持ちは凄いわ…。










「心次君…!
花火大会の時の事、未だに私、納得してないの…。」







おっ!





そうでした…!そうでした…。









「美愛ちゃん…!」









「私、利用されただけなの?」






美愛…。






今にも泣きたいのを我慢して…。









「ねぇ、心次君…。
静奈とどうゆう関係なの?私達に教えてよ…。」







私もこのまま納得しないじゃ済まない…!









「いい加減に言ったら?」







「葉山!」








「葉山君…!」








なんでここにいるの?