あれから、6年…!



「あぁー。ムシャクシャする…。」




沙奈は俺が好きなのをわかってくれない…!







「安和…。」









キンコンカンコン〜







ふー。




やっとテストも終わった…!









「小学生になってテストとかありえないし…。」








ここはランクで決められており、俺や優は同じAだった…!









「さようなら…!」








「さようなら…!」









さぁーってと帰るかね…。









「優…、、」







あれ、優君がいてない…!










たく…!







どこに行ったんだよ…!









「お兄ちゃん…!」








「梨巳…!」








梨巳はクラスでいつも一人…!








だから、俺をいつも待ってる






「梨巳、今日はクラスでいじめられなかったか?」







「…う、うん!」








梨巳ってホントに人見しりしやすいから、いじめの標的にされる…。







「もし、いじめられてたらお兄ちゃんにゆうんだよ…!」





「…うん!」






ただいま〜







「お母さん、いないの?」






今日は仕事休みとか言うてたはず…。









ガラ〜








いないみたい…。








「お兄ちゃん、ママから手紙置いてるよ.。」





「えっ!」







何、何?






安和、梨巳へ





お母さん、今から美愛の所に行くから、帰り遅くなります。




ご飯は温めて食べてね^_^





PS



しっかり勉強するんだよ




お母さんより






「何が勉強するんだよだよ…。」







ふざけるな…。







ピンポーン〜








次は誰だよ…。





「はーい…。」







ガチャ〜






「安和〜!」




「沙奈…。」




泣きながら…。






「とにかく、入れよ…。」






ガラ〜





「少しは落ち着いたか?」




「…うん、
ゴメンね…。」




ホント、ビックリした…。





「梨巳ちゃん、こんにちわ」




隣には梨巳が俺に隠れてる…。






「梨巳、挨拶しろよ…。」





首振って、いやがってる…!





「梨巳…!」




ガラ〜





たく…。






「笑…。いいのよ…。
でも、梨巳ちゃんってホントお兄ちゃん子だね…。」










それは、小さい時からいつも一緒だったから…。






「それより、どうしたんだよ?」





「そうだった…!」





泣いてたのは一体なんだったんだよ…。





ピンポーン





「誰だよ…!」




次から次へと…。




「出たら?」





「沙奈、待ってて…。」





ガラ〜




「安和、ゴメンな…。」





来たのは、優君だった…!





「別に…。」






先に帰った優君が家に尋ねてきた…!





「優君、来たの?」



「沙奈も来てたの?」




なーんだ、この会話…。





「まるで、二人で内緒話で俺の家に来たみたいな言い方だな…。」





「そんな事ないよ…。
ねぇー。優!」




「…うん!」





怪しい〜





「で、沙奈の話ってなんだよ…。
泣いてた自由を話せよ…。」







「私ね、同じ塾の先輩と付き合ってたの?」





先輩…?



沙奈が…?






「先輩って…?」





優が聞いていた…。




「中学一年の先輩…」





中学一年の先輩って…。





「沙奈…。」



「彼ね、私の事ホントに好きだって言うたんだよ…。
それなのに、、」





又泣き出した、沙奈…。





俺はどうすることもできない…。