安梨〜




私が負けたせいで、葉山君と離れないといけない…。








私…。









「別れたくないよ〜!」










あんなけ泣いたのに、まだ涙が溢れてくるよ…。









「葉山君〜!」









ピンポン〜!








誰か来たみたいだけど、出る気なんかなかった…!










「安梨〜!」







お母さんが叫んでても、今は出たくない…!







コンコン〜







「安梨、お客様が来てるわよ!
あんた、休みだからってだらけないのよ。」








良いじゃん…!





ってか誰が来たか教えてよ〜




バタバタ〜







「よぅ!
おはよう!」







「葉山君…。
どうしたの?」







朝早くに珍しい…。









「お前とこの前のデートのやり直し…。
それに、迷惑かけたお詫びもかねてな…!」





私の為に…。






「葉山君!」





「早く用意しろ!」






嬉しい!







「…うん!」








でも、いいの?






私と会ったりして…。









「とにかく着替えよ…!」








それから考えればいいし…。