安梨〜





「いよいよね!」





文化祭も最終を迎えていた…。










「安梨、頑張って!」







「有難う!
皆…!」








クラスの子達も喫茶店を早くにお開きにして、応援に駆けつけてくれた…。









「安梨…!」







もちろん…!








「美愛…!
高塚君も来てくれたの?」








2日間続けて文化祭に来てくれた、美愛と高塚君…!








「当たり前しょ…!
心友の応援に来ないバカはいないでしょ?」





美愛がそんな事言うと…。








「又泣きそうな顔する…!」









これは嬉し泣きだもん…。










「泣いてなんかいないもん!」









「嘘らしゃい…。
半泣きな顔になってるよ…!」









「なってないもん…!」










「お待たせ致しました…。
今から葉山勇さんの取り合いをかけて勝負をします…!」









あのアナウンサー、うるせいんだけど…。











「安梨、頑張って…!」








「…うん!」










パチパチ…。







「和泉安梨さん!
そして、学校アイドル秋乃宮彩葉さんです!」







なにがアイドルよ…。









性格が悪いのを知らないくせに…。










「そして、審査員はあなた達だ〜!」







「いぇーい!」







学校の生徒達も楽しんでるし…。








「では、では…!
今回の種目ですが…!」






種目は、様々あった…。






カラオケに、ダンスに、そして唯一やりたくないのは男子の前で告白してドキドキさせる事…。















嫌だな…。