君に触れたい……。




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日が沈み掛ける、夕方。


俺は両腕に大量の"棒"を持って、雪の下へと急いだ。


「雪ー! まだ起きてるかー?」


草を踏む音を聞きながら、俺は雪を捜した。


「鈴君!」