君に触れたい……。

「んー、今日は……。あー、そうだなぁ。クラスの男子がアホなことやって怪我してたな」


俺が思い出しながら苦笑している傍ら、雪はとても興味深そうに身を乗り出してくる。


「アホなこと? それはどんな?」


「んー。教科書を階段から落として下で受け取ったり、シャーペンでダーツしてみたり……?」


「あはっ♪ それは確かにアホだねぇ」


とても楽しげに笑う雪。