よし、とろう。
あたしはそう思って、ベッドの上で立った。あたしは背が低いから素直に床におりて棚の上に手がとどくはずがない。
「ベッドの上からならとどくだろ。」
「な、な、なにしてんだー!危ないだろ!!」
ビクッ!
「だ、だれ?!うわっ!」
びっくりしたせいで、そのままベッドから落ちる!!
「いっ、たくない!?」
なんだ、ベッドから落ちても痛くないもんだな。
そう1人で納得してたら、
「いったー。」
下から声がした。
「うわっ大丈夫か!?」
なんだ!?頭が紫色の男がいるではないか!!?
「いったいなぁ、咲ちゃぁん。」
「ご、ごめん!!大丈夫かっ?頭とか...その、外見てきにも。」
「ちょっ、咲ちゃん、起きたばっかりなのにひどくなぁい?いつものパターンくんの?これ。」
「いつものパターン...?」
「てか、はよどいてよー。重いんだよー。」
「あ、ごめん。」