「しかーーーし!
校内で問題にならなかったら何しても結構!
一度きりの高校生活だ!お前ら楽しめよ!」



思いもしなかった言葉に
クラスが盛り上がる。

少し気後れしつつも周りを
見ていたら見たいわけでもないのに
どうしても目に入ってしまう。
あの金髪が。





結城さんだけが窓の外を静かに眺めていた。