「君へ」 ~一冊から始まる物語~



「バイバイ玲波ちゃん」
「バイバーイ」

みんな揃って病室を出た。

少し騒ぎすぎたのだろう。

みんなが帰ってしまうととても寂しく感じられた。


「生徒会の人いいやつでしょ。」


少し家モードに戻った都兄がきいてきた。


「うん。すごくいい人たちだよ。」


私は正直に答えた。