ねぇ、先輩。

ウソ。
スゲー緊張してる。

「バカだね、真弘は緊張に弱いんだから」

やれやれと言わんばかりにため息をついた先輩は俺の頭を優しく撫でた。

「………先輩?」
「大丈夫よ、真弘はバスケ強いから」
「…………………先輩」
「なに?」

ホントは、スゲー怖い。
俺のせいで先輩達が引退してしまったら?
俺のミスで………全てが終わってしまったら?

「大丈夫よ、真弘」

優しい先輩の声に甘えた俺はギュッと先輩に抱きついた。

「………少しだけ、このまま」
「………特別だよ」