ねぇ、先輩。

“憧れ”はあっという間に“好き”に変わった。

廊下ですれ違ったり、休み時間に先輩と会うだけで嬉しくなってテンションが上がって。

…………………でも。

「ねぇ、真弘……」
「なんですか?」

俺は、自分が先輩の1つ下だという事をすっかり忘れていた。

「私ね、青宮高校に行きたい」
「………………え」

青宮高校は俺達の住む地域では頭のいい高校とずっと言われ続けられている所。
俺の頭じゃ到底入れない。

「そ、そうなんですか?」
「うん、だって制服可愛いんだもん」

………………………。