ねぇ、先輩。

「せーんぱいっ!」

…………この声は。

声がした方を振り向くと扉に寄りかかる真弘がいた。

「真弘!?なんでここに!?」
「だって、これから部活でしょ?」

いや、そうだけど。

「じゃっ、じゃ明日ね」

私は慌てて真弘の腕を取って体育館に向かった。

体育館に着くと平然と制服のままシュート練習をする真弘に腹がたってきた。

「真弘、なんでさっき教室に来たの?」
「なんでって、先輩を迎えに来たんですよ」

誰も頼んでないし。