始まりはあの春。入学式。
私は人と関わるのが苦手だ。だからこそ私はあまり人と関わらない。だからって友達がいないわけじゃない。親友と同じ高校だ。親友と同じクラスがいいな。なんて思っていたが、そんな願いは叶わず。
親友の准ちゃんがいないなんて悲しすぎるよ。私、千尋は初めて親友とクラスが離れました。いっつも一緒だったからこそいつ離れてもおかしくはないと思っていたがやっぱり悲しい。上手くやってけるかなー…。なんて思いながら教室へ行ったけど…その教室は、男子ばかりで、女子なんて一人もいませんでした。最悪だ…。死にたい。そう思っていたところに、准ちゃんが来てくれました。
「千尋、教室変わろ。」っと、真剣な顔で言ってきました。私は変わりたいと思った。だけど、変われるわけはなく…「教室は変えられないし、大丈夫だよ」そう答えた。すると准ちゃんは、「無理すんなよ。なんかあったら俺に言えよ。休み時間になったら絶対こっち来るからさ」そう言ってくれました。やっぱり准ちゃんはいい人だ。私のことを心配してくれてる。私がこんなだからいけないんだろうけど。私は何回もありがとうと言った。そして准ちゃんは時間になるので教室へ戻った。一人席に座り本を読んでいたら1人の男子が話しかけてきました。「なぁ、女子1人だよな。大丈夫か?無理しない方がいいぞ?あれだったら、先生に言いに行くとかするか?」そう言ってきた。私は心配してくれているのか邪魔扱いされてるのか全然分かりませんでした。だから、返事に困った。それに、怖くて返事をできなかったのもある。すると「あ、ごめんな。いきなり話し掛けて。怖い‥よな?ごめんな」そう言ってきた。私は信じていいのか分からなかった。とても返事に困った。すると、「怖いかもしれないけど、その…先生に言いに行こ?って、怖いから無理だよな」っと言ってきた。私は、やっと返事をした。恐る恐るだけど、返事をした。「…そ、その…心配?してくれて…ありがとうございます…。その、先生に言っても…無理だと思うから…」そう言った。するお「そんなの言ってみねーと分かんねぇよ?それに、女子1人とか先生最低だろ。不公平過ぎんだよ。ちょっと待ってろ。」そう言ってきた。私は怒っているように見えた。そして、その男子は教室を出ていった。しばらくすると、先生とその男子が来た。