生きたいと願い
そこに言葉はなくて
死んでいるのかも
もうすでにわからない
穴が開いた鎖は
使い捨てにすぎず
私の性は血液ごと奪われ
最後のに残るのは
答えの出せない
現実だと知る
普遍が粉々に
砕かれ逝ってしまったのは
私がどうしようもなく、
愚かだった所為だと
今更思い知らされ

絶叫
砕けて散るのは
正常の皮を被ったピエロ
縫い付けられる唇で
放つ最後の言葉は

絶叫だけ

白黒の希望に縋っては
死に絶えた思い出を
かき集める
憎悪を抱いて
悪意を探して
それでも
それでも
私は生きたいと
願った