俺は誰だ?

真っ先にそう思った。手には包丁を握っていた。
そして目の前には心臓あたりを包丁で刺し殺された両親。
恐ろしかった。 しかし何よりも恐ろしかったのは自分に 殺した という感情が無かったことだ。 逆にもっと殺したいと言う感情が出てくる。
それから要約、恐怖という感情が生まれた。何たって、この町の住人の全てを自分で殺したのだから。

でも、まだ殺し足りなかった。もっと殺りたい!嫌、殺らせろ!