それから気づいていたら朝になっていた。
私は部屋にいたのかなっと思っていたけれど違った。
ここは病院だった。

母「加奈……」

目を覚まして見た光景は泣く母の姿と医者だった。

加奈「え?」

自分に何が起きたのかは分からない。
医者や母から聞いた話だと母が私の部屋に来ていたとき私がハサミを自分の体の方に向けて泣いていたらしい。それを母が止めた瞬間に気絶していてそれから丸二日目覚目覚めなかったらしい。
その目覚めた日から奈加は見えなくなっていた。
だけど机に奈加の付けていたリボンが置いてあった。

私は……もう絶対に生きる事を諦めない。
だってきっと奈加は遠くで見守っているから。
ありがとう、奈加。私、負けないよ。


奈加(私のようにならずに無事でいて欲しい。それが私のたった一つの願いだから。本当は私はあなたじゃない。………小さいころ、ずっとあなたの側にいた。その時間はとても楽しかったわ。これからも彼女が幸せでありますように。さようなら、加奈。天界に行くね。)


end