私の名前は加奈。高校受験生。

先生「受験まであと3ヶ月!みんな力を合わせて頑張ろうな!」

今日も先生は元気に話す。
そしていつものように時は過ぎていく。
自分は友達がいない。だけど私は2人いる。
その根拠的なものはない。ただ自分ともう1人。みんなには分からないだろうけど本当にいる。もう1人の名は奈加。

奈加「今日も話しかけないの?まぁどうせまた失敗するでしょうね。」

彼女はクスクスと馬鹿にするように話す。
友達なんて……簡単に作れるようなものではない。

加奈「作った事もないくせに。」

皮肉をただ言うだけだった。
本当は欲しい。だけどみんなの会話に入れない。
自分はオタクだからアイドルとかよく分からないのだ。
それに自分は時々矛盾した事を言ってしまう。
例えば、Mって書いているのにWと言ってしまう。
そのせいもあっていつも友達はいなかった。
そして時間は過ぎていった。授業が終わった。少し寂しい感じがした。
自分にとって学校は家のようなものだったから。
逆に家は牢屋な気がした。