ひとこいめぐる。


「ことのーー、ごめん!まった?」
体育館の前で待つ私のところに部活を終えたはるなが走ってきた。

「ううん、おつかれ!はい、これ良かったら」
コンビニで買ったお菓子たちを渡した。
「ことのー!ありがとっ!めっちゃ嬉しい」

いつも1人の帰り道も友達がいるだけで楽しい。
薄暗い蛍光灯しかない道も1人なら怖いだけだけど、友達となら2人しかいないみたいで内緒話で盛り上がったり。

「今日、野球部の練習みたんだー」
「へー、うちの野球部結構つよいよ!」
「そうなんだ!一年生は球拾いやってたよ」
「そりゃあそーでしょー、でも同じクラスの矢野くんは結構練習入らせてもらってるらしいよー。」
「矢野くん、、」
男の子とあまり話さない私は名前を聞いてもピンとこない、、
「ことのまだクラスの名前覚えてないんでしょー!」
「そ、そのうち覚えるはず、、って私ひど、」
「いや、ことのらしい!」
私らしいって、、
でも納得。