それから慣れた手つきで注文を取り、厨房に走って至ったゆうちゃん。
さすがに友達のできたことのない私が呼び捨てするには無理があり、ゆうちゃんは私を聖夜と呼んでくれるけど、私はちゃんずけを止めることはできなそう。
「たけくんとゆうちゃん、仲いいんだね。」
「男子剣道部は2年生がいなくて。三年生が引退してから、ずっと勇輝先輩が面倒見てくれてたんだ。勇輝先輩は強いよ。なんたって中学2年で女子剣道全国1位だから。」
…うっそ。
私は開いた口がふさがらない。
強そうだなぁとは思ってたけど、そんなに強かっただなんて。
自分がゆうちゃんと呼んでいることにさえ恐怖を覚えた。
「私、ゆうちゃんとうまく付き合っていけるかな?」
「女の子同士っていろいろあるんだろ?でも、勇輝先輩はサバサバして男っぽいから付き合いやすいと思うよ。」
何気無いたけくんの言葉の後に、ものすごい音。
-ドンッ
たけくんの目の前にサラダが置かれる。
置いたのは顔は笑顔だけど後ろから怒りのオーラが滲み出ているゆうちゃん。
「悪かったわね!男っぽくて!」
自分で男っぽいっていうのはOKらしいけど、他人に言われると切れるとたけくんが教えてくれた。
というか、サラダの起き方からして男の子みたいだよ。
難しいけど可愛い人だなと思って、おもわず吹き出してしまった。
さすがに友達のできたことのない私が呼び捨てするには無理があり、ゆうちゃんは私を聖夜と呼んでくれるけど、私はちゃんずけを止めることはできなそう。
「たけくんとゆうちゃん、仲いいんだね。」
「男子剣道部は2年生がいなくて。三年生が引退してから、ずっと勇輝先輩が面倒見てくれてたんだ。勇輝先輩は強いよ。なんたって中学2年で女子剣道全国1位だから。」
…うっそ。
私は開いた口がふさがらない。
強そうだなぁとは思ってたけど、そんなに強かっただなんて。
自分がゆうちゃんと呼んでいることにさえ恐怖を覚えた。
「私、ゆうちゃんとうまく付き合っていけるかな?」
「女の子同士っていろいろあるんだろ?でも、勇輝先輩はサバサバして男っぽいから付き合いやすいと思うよ。」
何気無いたけくんの言葉の後に、ものすごい音。
-ドンッ
たけくんの目の前にサラダが置かれる。
置いたのは顔は笑顔だけど後ろから怒りのオーラが滲み出ているゆうちゃん。
「悪かったわね!男っぽくて!」
自分で男っぽいっていうのはOKらしいけど、他人に言われると切れるとたけくんが教えてくれた。
というか、サラダの起き方からして男の子みたいだよ。
難しいけど可愛い人だなと思って、おもわず吹き出してしまった。

