「銀河っ……!」

彼の元に駆け寄る。

「銀河…起きて…起きてくれたの…?」

「ん…俺は、そんなに長く…眠ってたのか…」

気怠げに銀河が言う。

「そう…だってもう、1週間にも……」

「そう…か、そんなに……」

銀河が言って、

「悪かったな……心配かけて…」

と、私に手を伸ばした。

その手を、しっかりとつかんだ。