「ぅん…銀河……」

キスに翻弄され、熱く火照りかけていたーー


そこへ、不意に、

「……っつぅ……うっ…く!」

呻く声が、聞こえた。


閉じていた目をあける。

「銀河……? どうしたの……?」

状況が、とっさにはわからなかった。

壁に手をついた銀河が、壁づたいにずるずると
くずおれていく。

「…はぁ、はぁ…」

と、肩で息をし、喘ぐ銀河に、

「ねぇ、どうしたの…!」

叫んで、気づいたーー。