掃除当番だった私は、急いで図書室に向かおうと教室を出ると2年生の廊下で若宮先輩が女子に告白を受けていた。



「ありがとう。でも、ごめん…」



と若宮先輩は申し訳なさそうに女子の告白を断った。



若宮先輩は告白されてもいつも「ありがとう。でも、ごめんね…」と断っている。
若宮先輩はモテるから彼女なんて選び放題なのになんで告白を断るのか気になった私はいつもの席に座って本を読んでいる若宮先輩に聞いてみた。